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リスがわたる【0655】歌詞の内容はアニマルパスウェイのことでした

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Eテレで平日6時55分から放送している「0655」。
その中で流れる「おはようソング」は週替わり。
新曲もあれば、2番だけの特集やリクエストに応える週だったりと色々ですね。

今週のおはようソングは2019年12月にはじめて流れた「リスがわたる」です♪
一度聴いたら病みつきになりそうな軽快な曲調。
そして人間と動物の共生について考えさせられる歌詞。

短い曲の中で凝縮されているこの歌のテーマについて、調べたことを書いてみようと思います。

目次

「リスがわたる」作詞作曲、歌ってるのは?

 

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「リスがわたる」

作詞:貝塚智子・堀江由朗
作曲:堀江由朗
うた:岩井勇気(ハライチ)

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冒頭だけ少しご紹介。

リスが わたる 専用の橋
森を分断 人間の道路
森と森を もういちど つなぐ
そんな試みで 生まれた

このような始まりの歌ですね。

作詞の貝塚智子さんは「ピタゴラスイッチ」を作ったユーフラテスのメンバー。
Eテレ0655・2355の作詞や作曲も多く手掛けています。
「おれ、ねこ」、「あたし、ねこ」は貝塚さんの作詞・作曲です。

作詞・作曲の堀江由朗さんはあの有名な「だんご3兄弟」の作曲・編曲をした方。
Eテレ0655・2355でも様々な曲を手掛けていて「びんようき隊の歌」や「チームにょろにょろの歌」などの作詞・作曲に携わっています。

そして意外なのは、歌がお笑い芸人ハライチの岩井勇気さん。
ストレートな歌声で滑舌も良く、朝にぴったりな歌声だと思います♪
岩井さんが歌が上手いのは有名なんですね!

この歌の中の歌詞で「野生で暮らす」という部分。
「やせいで」とは歌わず「やせえで」とハキハキ歌うところが特に好きです!!

あとは何と言っても「タッタラタッタタタ・・・」が耳から離れず可愛いですね!

アニマルパスウェイとは?

歌詞のテーマである「リスがわたる」橋のことを【アニマルパスウェイ】と言います。

こちらは樹上(じゅじょう)野生動物のために作られました。
樹上(じゅじょう)野生動物とは、森林の木の上で暮らす野生動物のことを言います。

人間の手によって森が分断してしまった道路に、再び動物たちが行き来出来るように作られました。

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画像:アニマルパスウェイと野生生物の会より抜粋

アニマルパスウェイ】はAnimal(動物)+Pathway(通り道)を連結した造語。
文字通り動物の通り道ですが、ヤマネやリスなど樹上性動物のための通り道を意味しています。

日本では2005年に山梨県北杜市でアニマルパスウェイ実証機が設置されました。

北杜市のアニマルパスウェイ

「リスがわたる」で紹介されたアニマルパスウェイは日本のみならずアメリカ・イギリスの橋も。

歌の中の映像で、北海道「帯広市」にあるアニマルパスウェイの映像があり、
リスがトンネルの中にある木の橋の上を移動する様子が映っています。
こちらは十勝歯科医師会によるプロジェクトが、使用済みの歯ブラシを集めて寄付金に換えて実現したとのこと。

なぜ使用済み歯ブラシ?と疑問に思いますよね!
理由は大手メーカーの「ライオン」がプロジェクトで、使用済み歯ブラシの「プラスチック部分」を植木鉢などにリサイクルする活動をしているとのこと。
そのプロジェクトに十勝歯科医師会が登録していて、使用済み歯ブラを集めて、寄付金として交換する活動を行いました。
その交換した資金は教育・地域支援など対象に寄付することができるとのことで「アニマルパスウェイ」が作られたということです。

こちらの帯広市のアニマルパスウェイは、北海道ではじめて作られました。

また歌の最後の方に出る「栃木県那須町」那須平成の森アニマルパスウェイは2011年10月に出来ました。
利用する動物は、ニホンヤマネ、モモンガ、ヒメネズミ、キビタキ、コウモリ類、ザトウムシ、ナナフシなどの昆虫類など。

イギリス ワイト島では、2015.11にアニマルパスウェイが完成。
鉄道線路上にあり、利用動物は、ヨーロッパヤマネ、アカリス。

他にアメリカ ワシントン州のアニマルパスウェイの映像も流れます。

アニマルパスウェイを渡る動物たち

森にすむ樹上性動物(哺乳類)が主な利用動物。
また様々な昆虫や鳥類も利用しています。
アニマルパスウェイがないと、生き物たちは人間の道路を横断するしかありません。
そして悲しいことに車が生き物たちを轢いてしまうことも起きます。

利用動物は主に、ニホンリス、ニホンヤマネ、ヒメネズミ、ニホンモモンガ、ムササビ、ケナガネズミ、ホンドテン。
他にザトウムシ、ナナフシなどの昆虫類も利用しています。
愛くるしい動物たちばかりなので、守りたいと思いますね。

歌の中に登場するのはエゾリス

画像:ヤマネに会いたいより抜粋

ヒメネズミ

ホンドテン

イギリス ワイト島のアニマルパスウェイを利用するヨーロッパヤマネ。

画像:PetPediaより ヨーロッパヤマネ

利用する動物たちがみんなとっても可愛いですね♡
アニマルパスウェイのおかげで森の行き来が出来て本当に安心します。

まとめ

おはようソングで「リスがわたる」を聞くまでは、アニマルパスウェイの存在すら知りませんでした。

人間の生活が便利になるにつれ、元々森で暮らしていた動物たちの暮らしが壊されてしまう。
その問題を真剣に考え実際に行動に移した方々の優しさのおかげで、共生の道を歩むことが出来るようになるのですね。

LIONが行っているハブラシ・リサイクルプログラムに参加をして、
アニマルパスウェイなどの地域支援などの寄付金に交換することが出来ます。

ハブラシ回収プログラム

おはようソングはいつも斬新なテーマだったりしますね。
今回の「リスがわたる」は歌詞の内容がためになったし曲調も歌声も好きだわ~と思ってしまいました。

お読みいただきまして、ありがとうございますm(__)m

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