普段何気なく見ている空。天気の良い日だと青空がどこまでも広がり、いつまでも見ていたくなります。私たちが見上げている空の距離って興味ありませんか?今回はだいぶ前に気象予報士のI氏が話していたことを思い出したので書いてみようと思います。
【見上げて見える空】何キロ先の空が見えているのか?
見上げて見える空の距離は20km先だそうです。「見上げて」なので、頭を真上にして見える空の意味になります。肉眼でそんな先の空を見ているのだと思うと感慨深いです。いつも以上に空を見上げてみたくなります。ちなみに地平線の向こうに見える空の距離とは少し違う認識になります。
20kmの高さとはどれくらい?
比べられる建物など当然ながら身近にないのでピンと来ない高さです。
調べていくと、唯一同じ高さの「建物」ではなく空に向かって上昇していく「宇宙エレベーター(軌道エレベーター)」というロケットの発射台がありました。こちらはカナダの宇宙関連ベンチャーが取り組んでいて、まだ完成はしていないようですが発想がすごいですね。さらに驚くのは100年以上前に提唱されたものだと言うことです。
このロケットのためのエレベーターを作る構想、現実となったらすごいことですね。20km先って宇宙の距離ですね。
大気圏ではどの層?
宇宙の話でよく耳にする「大気圏」。地上からの距離でどこの層になるのか名前が付けれられています。地上20kmは大気圏だとどのくらいの位置になるのでしょうか。
- 対流圏→高度0~12kmの範囲
- 成層圏→高度12~50kmの範囲
- 中間圏→高度50~80kmの範囲
- 熱圏→高度800~1万kmの範囲
高度20kmと言うことで「成層圏」にあたります。「成層圏」は地球の環境問題でも耳にしたことがある「オゾン層」があるところです。ものすごく離れた空の上の話ですが、もしもそれくらいの高さを見ているとするならば、宇宙を身近に、ロマンを感じてしまいます。
ジェット機の高度は?
「現在高度3万3000フィート、約○○○○○メートル上空を当機は順調に飛行中です」とのパイロットの機内アナウンスが流れるのを聞いたことがあります。高度10000メートルの上空って、地上から10km離れた空ですね。
飛行機が晴天の日にキラッと光って見えることがありますが、あの距離が10kmだと思うとなんだか納得です。その先にも見えている空がありますもんね。
まとめ
何気なく見上げている空。昼間の青空も星の見える夜空も、20kmの距離にある空なんだと思うと、思わず距離を測りたくなってしまいます(想像で、ですが)。宇宙には興味がありますが、考え出したら果てしないですね。ちなみに高度100km以上を「宇宙」と呼ぶそうです。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました(=^・^=)