物音などに反応してびっくりするのは、どの人もみんな同じなのかと子どもの頃は思っていました。
でも大人になり、突然の物音や出来事にも動じずに、冷静にしている人もいることを知りました。
私は予測出来ない音や気配に、どうしてもびっくりしてしまいます。
びっくりするだけならまだしも、大声をあげたりするので困ってしまいます!
今回は、長年の疑問だった「びっくりする人」と「びっくりしない人」がどうしているのか調べてみました。
どういう時にびっくり?
けたたましく響くクラクションの音、ドアをバタンと思い切り閉める音、大声で怒鳴っている人の声…などに異常なほどに反応してしまいます。
びっくりするのが普通だと思っているので、普通に「びっくりした!」と言ってしまいます。
そしてしばらくびっくりした状態が続く時もあります。 びっくりが激しい時は、動悸がすることも。
一番最悪なのは怒鳴り声(自分と全く関係なくても)
とにかく、驚くことに敏感ってことですかね。
この「びっくり反応」は何なのでしょう?
びっくり反応?
普段の生活の中で困ることもあります。
それは「後ろからふいに話しかけられる時」。もう体中がびっくりです!
後ろからふいに話しかけられると、仕事中でもすごくびっくりしてしまい、上司であろうと同僚であろうと関係なく大声でびっくりを表現してしまいます。
後ろからふいに話しかけられて困ること(例)
仕事中、席に座っていた場合にだとビクッと体中が大きく動くので、机に足をぶつけてアザが出来たりします。
そして話しかけた人も私の反応にびっくりです。
一体どうして私はこんなにびっくりしてしまうのでしょう。
自分以外でこんなにびっくりする人に、まだ会ったことないかも。
びっくり遺伝子
改めて「びっくり」について調べてみることにしました。
すると衝撃の事実が!!
なんと、「びっくり遺伝子」なるものが存在するそうです。
「脳の細胞膜のグリシン受容体遺伝子に異変があると興奮の伝達が正常にいかず、びっくりの程度が大きくなる」とのこと。
- グリシン受容体…脊髄における興奮性シナプス伝達の抑制
- シナプス…神経と神経の“つなぎ目
ちょっと難しいのですが、このびっくり反応は「びっくり遺伝子」を持っているか持っていないかで決まるそうです。
びっくりの度合いが遺伝子で決まるなんて思いもしませんでした。
遺伝子なら仕方ないとあきらめるしかありません。そこで更に気になる研究の記事も見付けました。
家族性びっくり病
昔、アメリカのある村に「びっくり病」の人たちが住んでいたそうで、人並み以上に皆は驚き1メートルも飛び上がったりしたそうです。
研究者によると家族性びっくり病と言うもので、原因遺伝子が次々と見つかったとか。
思えば私の家族もすぐにびっくりして、他の人が動じないようなことでもすぐに驚きます。
両親が同じようなびっくり度合いなので、たまたまそのような遺伝子を持っていたのでしょうか??
特に母親はすぐに「あーびっくりした!」と口癖のように言うのですが、本当にびっくりしているのか??
でも確かに、予測していないことが起きた場合には必ず言っていて、ちょっとしたことでも「びっくりした!」と言っています。
父親は普段は気付かないのか?あまりびっくりしたと言わないのですが、ふいの出来事や物音に異常なほどのびっくり反応を起こします。
でも兄弟は、あまりびっくりしたとは言いません。
もしかしたらその遺伝子を持っていないのかも知れませんね。
「びっくり遺伝子」を持っていない人からすると、どうしてそんなことでびっくりするのだろう?と思われているはず。
本人も好きでびっくりしている訳ではないのですが、こればかりはどうしたらいいのかわかりません。
動じない人から見ると、どうしてこの人はいちいち大声を出してびっくりしたりするのか?と見ていてあきれられているかも。
あまりびっくりしない人もいると知り、原因を知るまでは逆にみんなはどうして驚かないのだろう?と思っていましたから。
まとめ
長年の疑問が解けたようで、すっきりしました。
難しいことは理解出来なくても、びっくりしやすい人とそうでない人の違いがわかりました。
「びっくり遺伝子」 なんて名前の遺伝子があることにびっくりです!
もしも周りにびっくりしやすい人がいたら、本人も好きで驚いている訳ではないので、理解を示していただければ幸いです。
目立つためにやっている訳でも、気を引くためにやっている訳でもないのです・・・。
びっくり遺伝子を持っているかいないかが原因なんだそうですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。