2019年は、4年振りにりんご病が大流行している年とのこと。小学校で配られる保健だよりにも、りんご病(伝染性紅斑)は学年に関係なく常に発生が続いていると書いてあります。
今回、私も「大人のりんご病」を経験したので、その時の経過や症状を書いていこうと思います。
りんご病(伝染性紅斑)とは?
好発時期 4~7月、9~10月
季節性があり、1~7月にかけて増加し、ピークは6月頃となるが、年次によって異なる。その後8~9月にかけて減少する。
引用元:http://www.kenkou.pref.mie.jp/kansen_guidebook_hp/7kansensyou/5T-08densenseikouhan.htm
りんご病のピークは6月。私もこの6月にりんご病になりました。子どもがりんご病になった時点で気を付けていれば良かったのですが、初期症状は軽い風邪にしか思えなかったので全く気にしていませんでした(-_-;)
そして何より無知だったのが、大人が感染すると非常にツライ病気だなんて思っていなかったことです。
【症状】
〇感染後約1週間で軽いかぜ症状を示す例がある。
発疹はその数日後、抗体が産生されてから出現する。両側性紅斑で丘疹となる場合もある。両頬の紅斑からリンゴ病ともいわれる。
○成人では、しばしば関節炎症状を示す。
○妊婦が感染すると胎児水腫や流産・死産などの原因となることがある。引用元:http://www.kenkou.pref.mie.jp/kansen_guidebook_hp/7kansensyou/5T-08densenseikouhan.htm
このように風邪の症状から始まるので、普通の風邪だと思います。りんご病のやっかいなところは「赤い発疹が出る頃には、すでに感染力がなくなっている」と言うこと。熱が出ているなどの症状が出ている時が、感染力のある時期のピークだったのでしょうね。家族だと看病したり、いつも近くにいるのでどうしてもうつる確率が高いと思います。
【りんご病】子ども発症~経過~
私がうつる前に子どもに出ていた症状です。風邪や疲れだと思うような症状でした。
メモ
- 1日目:だるくて帰宅後寝てしまう。
- 2日目:朝、鼻水が出る。帰宅後、だるくて熱をはかったら38度5分。夜は39度7分まで上がる。
- 3日目:学校を休む。37度台の熱でだいぶ良くなる。
- 4日目:すっかり熱も下がって元気。少し外出する。
- 5日目:朝、また微熱。この日は休日。1日休んでいる。
- 6日目:上腕が赤くなっている。学校に着いたら、指先まで真っ赤になり保健室へ。りんご病かも知れないと言われる。顔は全然赤くない。
- 10日目:まだうっすら腕が赤くポツポツと発疹が出ている。足もかゆそう。レース状に、網目状に近い赤い斑点。
子どもの症状は、発熱以外は元気でいつもの風邪と変わらなかったです。でもこの時すでに「ヒトパルボウイルスB19型」によるりんご病に感染していたんですね(-_-;)
10日目以降は赤みもなくなっていき、それほどツライ症状も出ずに終わった感じでした。
【りんご病】大人発症~経過~
子ども発症5日目に、今思えば大人の私にも症状が出始めていました。
尾てい骨が起きた時から痛く、この痛みはインフルエンザの関節の痛みに似ていました。
時間の経過と共に症状が変わって行くのが目に見えた感じだったので、時系列毎に書きます。
地味にツライですが、休むほどでもないので仕事には行っていました。
もしかしたら、うつしていた可能性もあったかも知れません。。
経過
- 関節痛:1日目~10日目
- 頭痛:11日目~18日目
- 赤い発疹・かゆみ・むくみ:19日目~
関節痛|1日目~10日目
関節痛
1日目:尾てい骨が朝から痛い。
2日目:尾てい骨が痛くて、湿布を貼って会社へ行く。
3日目:今度は腰痛。
5日目:腰痛続く。
6日目:腰痛は和らいできたが、おかしいと思い調べてみると、まさに大人のりんご病の症状
8日目:腰が痛すぎてロキソニンを1日3回飲む。
頭痛|11日目~18日目
頭痛
11日目:朝方から頭痛で、薬を飲んでも重く痛い。体が熱いので熱を計ったら37度6分。元気なので会社には行く。マスク必須。夕方、体調悪化して早退させてもらう。
15日目:休日。朝から頭痛。薬を飲んでも効かない。1日体調が悪くて寝ている。目の奥が痛い。
16日目:起きた時からずっと喉が渇いている。寝る前には頭痛で薬を飲む。
17日目:朝、起きてからも頭痛。すっきりしない。
18日目:頭の奥が痛い。薬を飲む。
赤い発疹・かゆみ・むくみ|19日目~
19日目:少し腰が痛い。それと同時に手足に斑点のような赤み。全身がかゆい。
特にかゆい場所は、かかと、足の甲、足の側面、腕、頭。
その他に手の平のむくみと足のむくみも!
子ども再発??
20日目:腕や足はずっとかゆい。
なぜか子どもが再発?!顔が赤くなり、腕・足にもりんご病の症状が出る。レース状に赤い紅斑。私よりも見た目はかゆそうで、まさにりんご病と言う症状。再発するなんて知らなかったけれど、最初の症状で出なかった顔の赤みがはっきりと出る。
23日目:少し手足がかゆいけれど気にならなくなってきた。子どもはまだ少しレース状の赤い斑点が腕に出ている。
28日目:かゆみもなくなり、りんご病のことを思い出さなくなる。
大人のりんご病を経験した感想
りんご病は一生に一度だけの病気。一度なればもう発症しないので、症状の軽い子どものうちに発症したかったです。この病気になって思ったことは、ただそれだけ。
りんご病って赤い斑点が出た頃には、もう感染力がなくなっているので、知らず知らずにうつっている厄介な伝染病ですね(-_-;)
それなのに特別なワクチンもなく、処方される薬も特になく、対処療法と日にち薬しかないなんて。
あの地味にツライ症状は、私の場合は仕事を休むほどでもなく、ただただ我慢すればいいって日々でした。治って本当に良かった~と思えます。
今回もweb検索で色々な方の症状を読ませて頂いたので、前向きに?いつか治ると希望をもらえました。私の経験も微力ながら参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。